転職ドラフト
こんにちは!
あるよでインターン生をしております葛城です。
今回はエンジニア向け転職サービス、転職ドラフトについてまとめていきます。
転職サービスにはビズリーチやWantedly、Greenなどさまざまな媒体がありますが、先月までにビズリーチと転職ドラフトを触ってみて転職ドラフトのユニークな建て付けに面白さを感じたので今回はこちらのトピックを選んでみました。
転職ドラフトは、株式会社リブセンスが運営するエンジニア向けの年収提示型ダイレクトリクルーティングサービスです。ドラフトは一か月に一度(約二週間ほど)開催されます。
最大の特徴は、一般的には内定段階で提示される年収を指名時に提示する点です。
選考に時間をかけたのに希望とかけ離れた条件を提示されるといった無駄がありませんし、内定後年収と業務内容が見合っていないという点でのミスマッチを減らし、離職リスクを少なくしています。内定後オファー年収の90%を下回ることは禁止されていますので、転職者側も安心して参加することができますね。
参加企業は厳しい審査を通過した企業のみで、同じく転職者も参加するためには業務経歴やスキルセットの審査があります。
開発経験の詳細内容や直面した課題へのアプローチ方法、成果など記載内容から再現性や自走力があると判断されたエンジニアのみ合格となるみたいです。実際の審査合格率は約4割としっかりと絞られているのが分かりますね!
参加しているエンジニアの質が保証されていて、求める人材のスキルや成果、将来的な目標なども明確になっているため企業から高い評価を得ています。
転職者からすると現年収を非公開で転職活動ができる点や利用者がどの程度の金額でオファーがもらえているのかリアルタイムで見ることができる点は魅力ですね。また副業やフリーランスの希望も設定によっては可能です。
審査に通った転職者のみ参加可能であるため、他の媒体に比べて職務経歴などの情報が多くスカウトしやすい点が魅力ですね。SIer業界は少ないためあまり向いておりませんが、Web業界にはとてもおすすめの求人サービスです。
申し込みフローは、公式サイトから「問い合わせ→サービス提案→申し込み・契約」の流れになります。
料金についてですが、問い合わせによる相談は無料ですが初期費用は年間30万円程度、転職者と企業がマッチングした際に成果報酬として正社員1人につき160万円程度、株式会社リブセンスに支払うシステムになっています。初期コストやランニングコストがかからないので気軽に利用できますね。(転職者側の参加費用は無料です。)2022年11月現在
転職ドラフトはスカウトからの面談承諾率は平均35%(面談承諾率≒他媒体では返信率)と他の求人サービスに比べて比較的高いです。
承諾率が高い理由として、審査を通過しフィードバックを行い完成した職務経歴書には、野望ややりたいこと、これまでの経験と照らし合わせて企業からの具体的なメッセージ(スカウト)に他の誰でもないあなたが企業に必要であると伝わるメッセージが送られることが多いためであると考えられます。
BASEやサイバーエージェント、マネーフォワードなど有名IT系企業も多く参加中のサービスで、2022年10月回の参加社数は258社、参加人数は463名となっています。
まとめ
初期費用 | 成功報酬 | 母集団 | 工数 | 返信率 | マッチ度 | 採用決定可能性 |
◎ | △ | 〇 | 〇 | ◎ | ◎ | △ |
他の媒体に比べ初期費用は低い | 年収によって変化なし | 広く母集団形成できるが数は少なめ | 大部分を企業が行う必要があるが返信率は高い | 高水準 | 求める人材にマッチしやすい | エージェントに比べれば低い |
知名度が低い中小企業や採用コストを抑えたいなどの企業で採用に時間がかかりそうな場合はランニングコストがかからない成果報酬型の費用形態が適している場合がありますね。
ダイレクトリクルーティングは近年、注目を集める手法になりましたが、その背景として人材不足と採用競争の激化が挙げられます。IT企業の人材不足は深刻化しており、優秀な人材を確保することは簡単ではありません。
企業が選ぶ「待つ採用」ではなく企業が選ばれる側となり、「攻めの採用」で積極的な採用活動をしていく必要がありますね!
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